秋の夜、帰宅途中スーパーに立ち寄った自炊者の意識の流れをカシカしよう

10月も半ばにきて、やっと秋っぽくなりましたな。それにしても2013夏、今年のお前はアツかった。家ではずっとビールと白ワインばかり飲んでいたけれど、そろそろカベルネメルローくらい常温でいってよかろうという気がする(ただしチリ産/ボトル価格580円)。となると、晩飯に何を作ろうか?

秋飯と言えば、やはりキノコか。松茸?いやいやボーナス時でもないのに松茸はないでしょう。かといってエリンギやえのきでは季節感に乏しい。となると、舞茸だな。もちろん舞茸だって年中手に入るわけだが、あの鴉の羽のような色姿と免疫力の高そうな香りこそ、秋の主役に相応しい。

華麗なる舞茸とタメを張れる食材を探そう。鮭という選択肢もあるけど、赤ワインとのマリアージュ(w)を考えると、やっぱ牛肉だよね。今日のところは予算的にカレー用角切りパックで手を打とう。

んで脇を固める野菜だが、玉ねぎは串切りで存在感を出す。あとはジャガイモか。ん、「インカのめざめ」があるじゃないですか!黄色くて栗のような色と味わいが、秋っぽいよね。ブロッコリとかは、、やめとこう。ここまでブラウン系路線で攻めてるんで、栄養よりトーンの統一優先てことで。

家に帰って着替えたら、さあお楽しみのはじまりです。

深鍋に油を回して牛肉を焼き付け、玉ねぎとニンニク、次いで芋(レンチン済み)と舞茸を加える。ひと通り炒めたら水を張り、ブイヨンとローレルを加えてしばし煮込み、塩コショウで完成!でもいいんだけど、もうひとひねり何か足りないなあ‥‥(7秒経過)‥‥バルサミコ、どうだろう?最近出番がないけど素材と色的に合うし、ただの酢よりコクがあるから、いけるんじゃないの?しかし入れ過ぎたら、ここまでの努力がパーになる (*_*; 慎重に、すこぅしずつ垂らしながら味を見る、このスリルがたまらんのう。。ん、大丈夫。これはいけますよ。

仕上げに醤油をちょいといれて、『舞茸と牛肉のバルサミコ秋スープ』が生成されました。そのままバゲットと食べてもいいし、全粒粉パスタとあわせるとさらに秋感が補強されます。ぜひご自宅でもお試しを〜

(TechTargetジャパン 新着情報コラム 編集前原稿)