SOAはWebサービスの化粧直し ではないらしい

品川のカンファレンスセンターにて、SOAセミナーの受付業務。つっても名札とカタログ渡すだけ。外部コスト節約はいいんだけど、ねえ。
14時に受け付け終わって次のアポまで間があったんで、米持さんのセッションを聴いていく。
ここんとこ大型イベント続きだが、150人キャパのハコにほぼ一杯の来場者。SOAという言葉には、いま業界人を惹きつける何かがあるらしい。
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3年前のWebサービス登場時、僕も過剰に興奮していたが、冷静に考えればWSは実装技術=ただの道具に過ぎない。いかに優れたノコギリや金槌が発明されたからといって、そのために家を立て直す莫迦はいない。WSの普及が期待したほど進まなかったのには、そんな側面もあったと思う。
今日の各セッションでは、ビジネスプロセスのモデル化による効用が強調されていた。目的と手段を本来の関係に置き直した点が、この3年間の進歩と言えるのだろう。
しかし「組織や業務プロセスの構造をモデル化して、自在に組み替えられる」会社なんて、どれくらいあるんだろうか? 人数の大小に関わらず、階層化された組織では、そうした変化を拒む重力が働く気がする。SOAを実現するためには、企業体やそこで働く僕らひとりひとりが”サービス化”する必要があるんじゃない?