ゴールドベルク変奏曲

タワーのポイントが溜まったので、グールドの1981年版と引き換える。
ずっと55年盤の疾走感を愛していたので、最初はアリアのまったりとした感じに違和感を感じるのだけど、聴いているうちに1音/1粒の清明さに打たれます。ベートーベン「熱情」の録音もそうだったけど、テンポを緩めることで逆に曲の輪郭を掘り深く表現する意志が伝わってくる、気がする。