angry youngmen

基本的に人付き合いが表面的で「仲良きことは美しきかな」を標榜する僕はあんまし怒ったりしないんだけど、最近は現場感のない長時間会議、ちょっとしたアタックですぐ落ちるサーバ、一向に進まない人員配置などが目白押しなんで、ちょいと声を荒げたり性急なメールを打ってみたりしている。と、退屈な場面が結構楽しめるんだなこれが。寺山修司「家出のすすめ」のフレーズを思い出す。

"一日一回、怒りましょう。もし、怒るような腹立たしいことがあなたの身のまわりに何もないというなら、無理してさがしださなければいけない。よく気をつけてみると、かならず「怒るべき」ことがあなたの周囲に何かあるはずです。それを見つけだして、怒鳴りつける。(そのことによってあなたはいままでよりいっそう生き生きと見えだし、カッコよくなり、そしてあなた自身の日常のヒーローとなり得るでしょう)"

といっても利己心に基づく怒りは浅ましい。カッコいい怒りというのは理想と現実のギャップに注ぎ込まれるものであるべきで、そのためには今やっていることの理想像をイメージすることが肝要なのだろね。