246 Midnight Express

久々の報告会をクリアした週末、昼間中眠くて来客なのに意識飛びまくる。打ち合わせと当座必要なメールを打ち終われば、酒の時間だ。6〜7年振りに会ったマッキーは、昔SR乗りだった。今はハーレーに乗っている と言った。長い年月を経て、変わるものと変わらないものがある。

気が付けば地下鉄は終わっているので、とりあえずJRで渋谷へ。こっちの飲み会も終わってたので、大人しく帰るしかない。急ぐ旅でもなし、深夜急行バスってやつに乗ってみるかと列に並ぶ。二子玉まで900円、思ったより安いんだね。

大橋、三宿、三茶。40人ほどの客を乗せた空間は、路線バスより速く、タクシーより遅いスピードで、夜の246を下って行く。終電を逃した初老の男と二十歳そこそこの蓮っ葉な女が、親子の様に並んで座っている。もしいま激烈な時空の歪みが襲ってきてこのバスだけ生き残ったら僕らは最初パニックに陥りながらも次第に打ち解けたりしてサバイバルできるんだろうかなどと夢想したくなるような妙な連帯感が、深夜急行バスにはあると思わないかい?