箱根:命の洗濯ツアー

土曜の昼に品川で待ち合わせ、踊子号で小田原へ。まずは腹拵えに、駅前の蕎麦屋に入る。2階の座敷で細雨の音を聞きつつ、板わさやら山菜やら天抜きをつまみに熱燗。なぜか杉山清貴がこの店でライブをやるらしく、ポスターが貼ってある。1ドリンク+蕎麦付きのディナーショー形式。生きていくのは大変だ。
仕上げ蕎麦をたぐってバスに乗り、渋滞の1号を下る。うとうとしている間にくねくねとした道を進み、小涌園を越えてずんずん山道を登ること数十分。ひと気の無い「東芦の湯」停車場でバスを降りれば、松坂屋本店はすぐそこだ。

Onsen

施設は旧いしエンタテインメントな趣向があるわけでもないが、温泉のエメラルドグリーンがかった乳白色の湯は、絡みつくように肌に沁みる。風呂ー酒ー風呂で夜は更け、オリオン座と下弦の月を見て眠る。
日曜、名残りの朝風呂とThe旅館の朝飯を堪能し、山を下る。ひょんなことから早雲寺に至る山道をハイキング(健脚コースは、なめてかかると肺が破れそうだった)したりしながら、風祭のビール蔵へ。溺れるほどビールを飲み、帰路に着く。サンキュー飲み仲間、たまにはこんなのもないとね。