迎春ローマ散歩:ルネサンス〜バロック期

ローマ市街の北、上野の森みたく公園の中にあるボルゲーゼ美術館を訪れる。予約必須/2時間単位の入れ替え制度のおかげで、落ち着いて見て回れる。ルネサンスとかバロックとかまったく知らなかったんだけど、ベルニーニの彫刻(アポロンとダフネ/プロセルピーナの略奪/ダヴィデ)は、まったく凄え。神話の登場人物なのに、さっきまで生きてた人間がそのまま大理石化したみたいに、リアル。足の親指の反り方までリアルで、刺激的。おなじダヴィデでも、カラバッジョの「ゴリアテの頭を持つダヴィデ」の超虚無的な雰囲気も凄え。館内撮影禁止につき、外観のみ。

Galleria_borghese

朝8:30、Repubblica駅から地下鉄に乗って10分くらいでバチカン市国へ到着。予想はしてたけど長蛇の列。韓国人団体の後ろについて45分くらい待ち、バチカン博物館に入場。とにかく広い敷地に山ほどの美術品があり、丁寧に見てたら1日では帰れない。写真も撮り出したらキリがないので、途中で放棄。ラファエロの間とシスティーナ礼拝堂をメインに、あとは適当に流す。

Vatican

お隣はカトリックの総本山、サン・ピエトロ寺院。とてつもなくでかく、豪華絢爛かつ摩訶不思議な伽藍。この空間の迫力は、絶対写真やTVでは伝わらない。宗教に無縁でも、一度見に行く価値はあるよ。

Basilica_di_san_pietro

ローマ市街まで歩いて帰る途中、テヴェレ川のほとりに立つサンタンジェロ城も見学。古代のハドリアヌス霊廟が、中世に法王の要塞として使われた城。古代の雰囲気を保ちつつ、様々な中世の武器/大砲なんかも展示されていて、意外に見がいがある。屋上のブロンズは、片手に剣をかざした戦う天使の像。

Castel_sant_angelo