音楽と本の休日

朝、針をライターの火で炙る。銀色の針先が、鈍く光るクローム色に変わる。消毒した針を「ぷつっ」とまめの皮に刺し(神経が通ってないのか、痛くはない)、溜まった水を出す。マキロン塗ってバンドエイドを貼ると、とりあえずフツーに歩けるようになっているんだから、人体は不思議だ。

午後タワレコに出かけ、スガシカオのCDを買う。もう同時代の音楽はほとんど聴かなくなったけど、この人の掠れ声と斜に構えつつポップなサウンドは、なんとなく気になる。SMAPに曲を提供したりして山崎まさよしと近い気もするけど、ヤマザキ氏の歌はキレイすぎてどうも近寄り難い(だからミスチルでも「光が射す方へ」が好きだったりする)。スガ氏は僕とほぼ同世代らしく、その辺でも何か惹かれるのかなー。ついでにTemptationsのDVDも衝動買い。やはり歌にはコーラスとダンスが必要だ。

Tower

道玄坂のダブリナーズに寄り、村上春樹旅行記「辺境・近境」を読む。軽いノリの讃岐うどん紀行から重たいノモンハン探訪記まで、ギネスを飲みながら村上氏と世界を巡るのはとてもおもしろく、またどこかに行きたくなるね。