さよなら、多摩川
3年住んだ多摩川べりから、離れようとしている。
ここは地味な町だけど、テニスをしたり河川敷をふらついたり料理を作ったりするには、最高の環境だった。住人気質も(BBQキッズを除けば)平和で、のどかに暮らしてこれた。夕焼けの二子橋を渡りながら川と遠くの山並みを見るたび、こころ洗われた。このまま落ち着いていたい気持ちもあるくせに、我ながら行き当たりばったりな気もするけれど、そこはそれ短い人生、行けるとこまで行ってバッタリしようぜ。
草の戸も 住替る代ぞ ひなの家 (芭蕉)
二子新地 何は無くても 川がある 花火もね(字余り)
では、またいつか どこかで お会いしましょう。 さようなら
ジョニー多摩川 (完)