湯豆腐

昼、東部にて人に馳走する件があり、浅草は今半別館にすき焼きを食いにいく。20分ほど待ったのち、着物姿の仲居さんの案内でカウンターに座ると、備え付けコンロの上に鍋が用意される。肉の色鮮やかなこと柔らかなこと、さすが老舗と感心しつつガツガツお替わり。しかし軽はずみに人にものを頼むのはもうやめよう。

ということで、今夜はあっさり湯豆腐。

yudofu

日経土曜別刷りも参考に、付けだれは鰹節+薄口醤油+酒+みりん+白胡麻で作る。
薬味はもみじおろし。大根に菜箸で穴をあけ、種抜きした唐辛子を3本差し込んでおろすと、紅葉時期に相応しい色合いとともにピリ辛の風味がアクセントとなって、シンプルな具を引き立てる。この工夫をした先人の偉業は、永く伝えられるべき文化でありますなあ。

momiji

それにつけても日本酒がうまい晩秋の夜