筍飯

楽しく遊んだ後は終電間際までお仕事な日々が続き、翌日は寝不足で生産性低下な悪循環。「さあ忙しくなったから早く寝よう‥傍から見たら、惰眠の標本の様に思はれるかも知れないが、私は忙しくて忙しくて堪らないから寝ていゐるのである」(『御馳走帖』)と宣った内田百輭先生を見習いたいもんである。やっとこさ辿り着いた週末はとっとと旧いビルを抜け出し、池尻のKANで冷酒。ここの肴はやたらに旨く、〆のたまごかけご飯まで箸が止まらぬ。目黒川沿いを暫く歩かないと辿り着かないのも、乙ですな。

土曜朝、無理矢理起きて庭球見習いへ。途中で雨が降り出す中、4時間近く遊ぶ。何の予定も無い夜は、季節モノの筍飯でも作ろう。

Dsc00774

筍の水煮と鶏腿肉を100gずつ仕入れ、一口大に刻み、ダシに薄口醤油/キビ砂糖/塩を加えた汁でしばし煮る。15穀ブレンドを混ぜた米2合に煮汁と酒と塩を注ぎ、炊飯器へ。炊きあがったら具を合わせて蒸らし、ゴマを振って混ぜればできあがり。鶏モモの旨味と筍の香りがあわさって無性にうまく、辛口の冷酒と共に3杯も食っちまった。